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丸太(原木)はどこで買えばよいの?
 
時々、僕のHPにも、丸太の通販をしていないか?
という問い合わせを頂きます。
もちろん、行っていますが、短い端材ならともかく
3mとか4mという材は地域によっては
材の値段より、送料の方が高くなる場合もありますので。
 
過去には、岡山から青森まで送って欲しいという
問い合わせもありましたが・・・。
問い合わせ頂けるのは大変有難いのですが
もう少し冷静に考えて頂く事を願いつつ。
 
購入先としては、材木屋、製材所の他
まずは地元の「森林組合」、もしくは各都道府県に
「森林組合連合会」
という団体がありますので、問い合わせてみて下さい。
 
ちなみに、私たちも、まとめて原木を購入する際、運送を頼めば
運送料として3万円くらい別途請求されています。
(自分で4tユニックに乗って取りに行けば、運送料は不要ですが)
セルフビルドで使うログ材の価格帯
 
あくまで、参考までにという事でアドバイスするのであれば、木材市場で購入する
場合で末口28〜30cm 4mの長さの材でいえば、立米(立方メートル)あたり
2万〜2万5千円くらいまでの間であれば、かなり良い材が揃うはずです。
もちろん、この立米単位は、相場単位ですから、時期や様々な事象で変動する事も
あります。
 
ちなみに、この長さ・直径の規格ですと、1立米辺り、4〜5本という事になります。
(まず、4本と考えておいた方がいいでしょう。)
また、皮を向いて、一週間くらい放っておくと、その違いが判ると思いますが
木目が美しく現れてくる木
は、そうでないものと比べて、まったく違いますので、この見極めも
ぜひ体験してみて下さい。
何十本、あるいは何百本と丸太の皮を剥いたり、触わっていると
必然的に判ってきます。
 
宮大工さんたちが、よく言われる事に、棟梁に仕事を教えてもらうのではなく
木が教えてくれる・・・
という事がありますが。こんな所も、それに当てはまるのかもしれません。
 
また、さらに乾燥が進むと、木の表面のツヤが、健康な木の場合、全然違います。
適切な表現ではないかもしれませんが、木目が輝いて見えるものです。
比較的、健康な木材(丸太)の表面の様子
伐採される前に、立ち枯れ寸前だった?
なんらかの病気にかかっていた様子の表面。
水気がほとんどありません。
健康状態のよくない木材
(丸太)の表面の様子
また、ログ材として、より適切な材は、皮を剥いた時にも判ります。
我々が、丸太の皮を剥く・・・
というと、たいてい皮より少し深い部分も削り取ってしまう事をいいます。
(もちろん、皮の剥き方にも、いろいろと方法があります。)
 
この時(皮を剥いた直後)、丸太の表面が、バターのような色であれば
最高によい材と言えるでしょう。
(なんらかの病気にかかっている木や、虫が侵入している木と比べて)
また、滅多にはありませんが、ごくまれに、洞が空いた原木が
混じる事もあります。
木材生産の盛んな地域、特に優秀な木材生産地・・・紀州、吉野、日田、秋田
智頭、美作・・・
他にも数知れずありますが、このような有名な地域では、ブランドを守る為
もありますが、それは手をかけて大事に育てていますので
逆に質の悪い木材は、市場にも出荷しません。
でも、ごくまれに紛れ込んでいる事もありますので、注意する事。
特に、原木市場で購入する以外に、山で一括購入する場合には、
このような空洞の空いた木が混じる事が希にあります。
 
もし、紛れ込んでいたら、耐力壁はおろか、柱束に使用する場合も注意が必要です。
短く切って、もし使えるようであれば、捨てずに、使える部分だけ
使えばいいです。
要は、風雨に長い時間曝されなければ、あるいは湿気の強い所
そして力のかからない所に使うのであれば問題はありません
(飾り柱等に、逆に空洞の空いた木を使用してみたり。)
これは、上記のように、枝打ちをしたのはいいのですが、枝がある程度
大きくなってから枝打ちをした為、なかなかその上を巻かずに
傷口(節)が長い間風雨に曝されて
根元まで傷んでいる時にできる木口の様子です。
 
枝打ちをする際にも注意が必要で、形成層に傷をつけない程度に
極力、幹に近い所で、枝を切り落とし
次の1〜2年で傷口・・・節を巻いてしまうくらいにする必要があります。
本来、赤身(赤い部分)が同心円状に巻いているのですが
所々、灰色のような三角形が見えますね?。この部分が傷んでいる状態です。
(健康な木であれば、そのまま、赤い色になっているはずです)
赤い部分も、この材の場合、色が変色しているようですね。
 
画像のもの程度であれば、その傷んだ部分をカットしてしまうなど
(グルーブや面カットして)
材としても、無駄にならないかもしれませんが、中には
手がつけられないくらいひどいものもあります。
かつて、某マシンカットログハウスのメーカーの雑誌広告に
そのような、手のつけられないような材ばかりを集めた
ログ材の山を広告の背景に使っていた企業がありましたが・・・。
その程度の見極めもできないようでは、所詮、三流のメーカーですね。
 
傷み具合が全体に拡大している場合は、特に、木口が屋外に露出する
耐力壁部分には使わない方がよいでしょう。
それだけ将来、耐力壁の耐久性に問題が生じると思います。
 
もっとも、このようなログ材は、木材市場でも安く叩かれる材ですので
こういう材ばかりを集めるとそれだけ安く費用を済ませる事も可能ですが
より耐久性を求めるか、コストを下げるか・・・
選択肢は二つという事になると思います。
木には、年輪があるのはもちろんご存じですね?。
 
やはり節が少ない(外に露出していない)年輪の詰まった原木・・・
つまり、年輪の間隔が狭い方が、ログ材としても、あるいは、一般建材としても
良い木材には違いありません。
また、壁構造であり、耐力壁を構成して、屋根を支える丸太組み工法の場合で
節・・・特に樹脂の詰まっていない、いわゆる「死に節」が、屋外に向いている場合
雨がログ材の中に浸透しやすい事になります。
なにしろ、かつて、光合成を行って代謝を行っていた「管」が
そのまま残っている状態なのですから・・・。
雨だけなら、まだよいのですが、たいてい雑菌と一緒に浸透しますので
中から腐り始めるという事態も決して有り得ない話ではありません。
 
現に、木が生えている時でも、枝打ちのタイミングが悪ければ
中まで傷んでいる木になり、最悪、洞が空いた木材になります。
下の画像をご覧下さい。
セルフビルドとはいえ、やはりかけがえのない家作りでもあります。
そこで失敗しないためにも、ログ材として使える原木、または不適切な
原木の見分け方を是非覚えておいて下さい。
これで、同じセルフビルドをされる場合でも、耐久性が大きく変わってくるかも
知れません。
なお、ここでは国産材として、スギを取り上げており、外材は含まれていません。
セルフビルドをする上で、やはり、プロでないと教えられない。あるいは
教えてくれる人がいないと判らない事って、いくつもあると思います。
例えば、原木の選び方等も、その一つだと思います。
 
製材所や、材木屋も、市場でセリにかけられる原木を見る際に
まず一番にどこを見るか、お判りでしょうか?。
やはり、なんといっても、「木口(こぐち)」です。
「木口」は、その木の生き様そのもので、その木の人生を物語っています。
様々な雑誌や専門誌には、なかなか掲載されていない情報の一つに
この「木の選び方」というのがあるので
はないでしょうか?。
ログ材の選び方
最終更新日:2005年6月07日

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スクライバーについて